病院の受診か、心理相談のカウンセリングかで迷います。

利用者の方からつぎのような迷いや質問をよく耳にします。「心療内科や精神科に行くべきなのか、カウンセリングを求めて心理相談を受けるべきなのか、その違いが分からず迷ってしまう。どう違うのですか」。

心療内科や精神科のクリニックや病院は、医学的治療をおこなう医療機関です。心理の専門家である私どもは、心理テストやカウンセリングを専門とする相談機関です。

お医者さんは医学的に病気を治す人で、症状を診断し、薬を出したりアドバイスをくださったりします。それはそれで大切です。でも対人的な不安やこころの課題が大きい場合、それだけでは不十分なので、京都心理臨床研究所では、医療的対応はクリニックや病院で受けて頂き、こちらでは専門性にうらづけられたカウンセリングを行うといった、両輪のスタイルをとることが多いです。

身体やこころの調子がよくない方、日々の暮らしがつらくなっている方の原因や理由はさまざまです。例えば不安が強くて眠れない人には、お医者さんは睡眠薬や不安をゆるめる薬を出してくださるでしょう。そして数か月の服薬で薬が効いてくれば、「ああ楽になった」、「受診して良かった」と、病気は遠ざかります。

でも、いつまで薬を飲み続けても、ストレスのもとが大きすぎる人や、つねに対人関係のつらさがつきまとう人などは、なかなかそれだけでは改善がみられません。もとにある問題の解決にむけたカウンセリング作業をしないと、根本解決にならないからです。

ですから、医療か心理かという選択方法よりも、医療と心理の役割を知って相談先を選ばれるのが良いでしょう。京都心理臨床研究所では、そうした迷いについても、また医療へのご紹介もふくめて、何からでもお話をうかがいます。先ずはお金のかからないお電話で、気軽にご相談ください。